第4話・感想(ポエム)と、説得(プレゼン)は別物だから

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ビジネス or アート?それが問題だ。

先ほど演出の話の中で、正解かどうかは誰にもわからないと言いましたよね。だから演出時の取捨選択は『どんな風に売り込みするか(=ボイスサンプルを通してどうなっていきたいか)』が軸になります。
ですから、収録の前の打ち合わせでは「どうなりたいためのサンプルか」を擦り合わせておきたいのですね。
 
 
私も売り込みは右も左もわかってないから‥‥どうなりたいってことがぼんやりとしてて、夢みたいな話しかできないなぁ‥‥って思ってます
 
 
真剣にリアリティ持って語る夢なら、例えば年収1億目指したいって言われても僕は笑いません。僕では役不足ですと真剣に辞退させてもらうだけです。
また「やる気がないとかではないけど、無理して自分らしさを失ってしまうのは嫌。だから年収100万で良い」と言われても、馬鹿にしたりしません。
 
 
そうなんですね、ちょっとホッとしました、ごりっぱさんって、意識高いっていうか、ガツガツしてる人に来て欲しいのかな?って思ってました。
 
 
ガツガツでものんびりでも、お好きな人生を歩んでほしいんです。
でもだからこそ、サンプル作る際、感想(ポエム)として作るのか、説得(プレゼン)として作るのかだけは、区別しておいていただきたいです。
 

 
ポエムって‥‥なんかちょっと抵抗感が……
 
 
違う違う!2つに優劣ありません!世界線が違うだけ。
ポエムは理屈を超えて「私の思い」を伝えるものです。もし共感してもらえるなら最強です。でも元々理屈を超えた部分のことですから、伝わらないことを覚悟しなきゃダメです。
 
 
格好良くいえば…アート?
 
 
そうですそうです。本来は「もうすでに知名度がある人」が有利な世界です。売れてる人の機嫌は誰だって伺いたいですからね。
でも無名な人であっても、めっちゃ共感呼べれば、一発大逆転もありえます!
 
 
最近だと「うっせえわ」とか私は知らないアーティストさんでしたけど超共感して一発で大ファンになりました。
 
 
素敵な話です!でも「やってみないと結果は誰にもわからない」世界線です。だから僕はお手伝いできるところがほとんどないのかもしれません。
これが事務所マネージャーや番組スタッフなら売り切ってみせるということで、実証をあげた後になら話せることがあるんですけどね。でも残念ながらごりっぱスタジオはセッターであってアタッカーではないので、本当に何も出来ないんです。
 
 
役割が違うんですね‥‥
 
 
そして、やってみても、うまくいかない人がほとんどという厳しい世界線です。
 

 
確かにYoutubeやTikTokなどで、売れっ子YouTuberでもないのに内輪ネタをやったりしてるのみると痛々しくて‥‥好きな人は好きなんだろうけど、私はちょっとな〜って。
 
 
聞き手の共感ありきで作るから、繋がりのルートが共感しかないからですよね。
そこで、プレゼンはそうならないように「説得」するんです。客観的な事実や整合性のとれた仮説などで人を動かそうとするものですから、聞き手にとって感情の問題はそこまで本質的ではありません。プラスになるかどうかで判断してもらう土俵です。だから、多少の作戦が立てられるともいえます。
 
 
大袈裟にいうと‥‥就活のエントリーシートみたいな?
 
 
事業計画書とかね。
 
 
「リアリティがあれば」の言わんとすることが少しわかってきたかも‥‥。私を含めて多くの新人がポエムとプレゼンをごっちゃにしがちってことですか?
 
 
そうそう。あくまで僕はどっちでも良いんですよ。でもご本人自身が玉虫色にしてると、ご自分にコミットしてないってことになりますよね。そのままでは僕としては取捨選択のサポートができなくなる。そうなると胸を張‥‥
 
 
『胸張って料金請求できない』!また出た!うわわ、ここんとこもう少し深掘りさせてもらっても良いですか?!
 
 
いつ何時、誰の挑戦でも受ける!
第1話

向き合いたいから。

胸張って料金を請求したい

 

第2話

表現者同士リスペクトしあいたい。

 振り付けは極力やりたくないんです

 

第3話

演出は「目的」。振り付けは「手段」。

顔色伺うプレイヤーが自分を売れると思えない

 

第4話

感想(ポエム)と説得(プレゼン)は別物。

ビジネスorアート?それが問題だ 

 

第5話

「仮説」と「そうはならんやろ」の違いを生むもの

心を燃やせ

 

第6話

プレゼンの語源は「プレゼント」なんだから。

義理チョコならぬ義理サンプル